チップEV (cEV) (cEV)
Also known as: Chip EV, cEV, chip expected value
トーナメントのチップのみで測定される期待値で、ペイアウト構造やICMは無視されます。
チップEVとは、獲得または失われたチップ数で計算される意思決定の期待値であり、すべてのチップを等価として扱います。これは、キャッシュゲーム(チップがそのままドルである場合)や、ペイアウト構造がまだ遠く、ICMのプレッシャーが無視できるトーナメントのディープな序盤ステージにおいて、適切な「通貨」となります。
その計算式は標準的な期待値と同じです。
\[ \text{cEV} = \sum_i p_i \cdot c_i \]
ここで、\(c_i\)は分岐\(i\)におけるチップの成果です。均等なStackでのブレークイーブンなフリップは0 cEV、つまり厳密に50%のequityです。
決定的な間違いは、cEVを実際の金銭的な結果として扱うことです。トーナメントでは、チップには限界効用逓減の法則があるため、bubbleやpay jumpの近くでは、+cEVの状況が-$EVになることがあります。常に、どの「通貨」で計算しているかを認識してください。チップを増やすためのcEV、そして実際の賞金のためのDollar EV ($EV)です。その間のギャップはrisk premiumです。
Example
お互い30bbのStackで、AKoでAll-inとフリップします(equityは約50%)。cEV ≈ 0.5×(+30) + 0.5×(−30) = 0となり、チップ上は完全にニュートラルなスポットです。大規模なMTTの序盤では、分散なしでStackを築くためにこれを受け入れますが、money bubbleでは、同じ0 cEVのフリップが大幅な-$EVとなります。