破産リスク (RoR)
Also known as: risk of ruin, RoR, ruin probability
あなたのedge、variance、Bankrollのサイズを考慮した上で、Bankrollを再構築する前にゼロになる確率。
破産リスク (RoR) は、あなたのvarianceがBankrollを破産させる前に、edgeが複利で増える確率です。プラスのwin rateを持つプレイヤーにとって、有用な連続近似は以下の通りです:
\[ \text{RoR} \approx e^{-\,2 \cdot w \cdot B \,/\, \sigma^2} \]
ここで、\(w\) は1ハンドあたりのwin rate、\(\sigma\) は1ハンドあたりの標準偏差、そして \(B\) はBankrollであり、すべて同じ単位(例:bb)で表されます。
この公式から直接導かれる3つの要素があります:
- Bankrollを増やす \(B\) → RoRは指数関数的に減少します。Bankrollを倍にすると、生存確率は2乗になります。
- Edgeを大きくする \(w\) → RoRは指数関数的に減少します。ゲーム選択はリスク管理です。
- Varianceを高くする \(\sigma\) → RoRは急激に上昇します(分母にあり、2乗されています)。
譲れない帰結:もし \(w \le 0\) なら、RoR \(= 100\%\) — 負けているプレイヤーは、Bankrollのサイズに関わらず、最終的には破産します。どんなに多くのBankrollがあっても、マイナスのedgeを救うことはできません。それは破産を遅らせるだけです。
これは、「cashゲームには30 buy-ins、MTTsには50〜100 buy-ins」という考え方の根底にある数学です。これらの数は、一般的なedgeとvarianceに対してRoRが許容できるほど小さくなるように選ばれています。ケリー基準は、同じコインの裏側です。長期的な破産を抑えるためのbet sizingです。
Example
\(w = 0.05\) bb/hand (5 bb/100)、\(\sigma = 100\) bb/100 とすると、\(\sigma^2 = 10000\) bb²/100、つまり \(\sigma^2 \approx 100\) bb²/hand となります。3,000 bbのBankroll(100NLで30 bi)の場合: \[ \text{RoR} \approx e^{-2(0.05)(3000)/100} = e^{-3} \approx 0.050. \] およそ5%の生涯破産確率と推定されます。Bankrollを1,500 bbに減らすと、\(e^{-1.5}\approx22\%\) になります。つまり、Bankrollを半分にすると、破産リスクが4倍以上になるということです。